零式三座水上偵察機(E13A1~E13A1a)
九四水偵に代わる単葉の三座長距離水偵で太平洋戦争の全期間にわたり、水偵の主力として活躍し、軍艦搭載機として、抜群の働きをしたほか、水上基地から発進する潜水艦狩りにも活躍した。
艦隊協力の水偵としては、最も大きな戦果をあげており、愛知で設計され、主として九州飛行機で生産された。
製作所 愛知、九州飛行機、広空廠。
生産機数 約1,420機。
【零式三座水上偵察機一一乙型】
【E13A1:参考データ】
機 名 | 零式三座水偵 一一型 |
自 重(kg) | 2524 |
記号 | E13A1 | 搭載量(kg) | 1126 |
発動機数 | 単発 | 全備重量(kg) | 3650 |
主翼型式 | 低単(双舟) | 最大速度(km/h)/高度m | 198/1100 |
乗員数 | 3 | 上昇時間m/分秒 | 3000/5′27″ |
発動機名 | 金星43 | 実用上昇限度(m) | 7950 |
発動機型式 | 空複星14 | 航続距離km(又は時間) | 1796(過) |
離昇馬力 | 1060 | 機関銃または機関砲口径(mm)×数 (旋は旋回式)(他は固定式) |
7.7旋×1 |
第一速公称馬力/高度(m) | 1080/2000 | 爆弾(kg)×数 | 250×1 |
第二速公称馬力/高度(m) | - | 設計所または主な生産会社 | 愛知 |
全 幅(m) | 14.50 | 採用年度 | 昭和15(1940) |
全 長(m) | 11.49 | 連合軍側コードネーム | Jake |
主翼面積(㎡) | 36.20 | 備 考 | 原型十二試三座水偵、浮舟支柱は合計4本で張索保持式、通称零式一号水偵 |
【E13A1a:参考データ】
機 名 | 零式三座水偵 一一甲型 |
自 重(kg) | 2642 |
記号 | E13A1a | 搭載量(kg) | 1008 |
発動機数 | 単発 | 全備重量(kg) | 3640 |
主翼型式 | 低単(双舟) | 最大速度(km/h)/高度m | 203/2180 |
乗員数 | 3 | 上昇時間m/分秒 | 3000/6′05″ |
発動機名 | 金星43 | 実用上昇限度(m) | 8730 |
発動機型式 | 空複星14 | 航続距離km(又は時間) | 1128 |
離昇馬力 | 1060 | 機関銃または機関砲口径(mm)×数 (旋は旋回式)(他は固定式) |
7.7旋×1 (20旋×1) |
第一速公称馬力/高度(m) | 1080/2000 | 爆弾(kg)×数 | 250×1 |
第二速公称馬力/高度(m) | - | 設計所または主な生産会社 | 愛知 |
全 幅(m) | 14.50 | 採用年度 | 昭和19(1944) |
全 長(m) | 11.30 | 連合軍側コードネーム | Jake |
主翼面積(㎡) | 36.00 | 備 考 | 浮舟支柱は合計8本、通称零式二号水偵 |
【略語解説】
高単 | 高翼単葉、主翼を胴体の上に配置 |
低単 | 低翼単葉、主翼を胴体の下に配置 |
中単 | 中翼単葉、主翼を胴体の中位置に配置 |
複葉 | 主翼を胴体の上下に二枚配置 |
一葉単 | 上翼にくらべて下翼が極端に小さいもの |
発動機型式 | |
空 | 空冷式 |
水 | 水冷式 |
液 | 液冷式 |
星 | 星型 |
複星 | 複列(または二重)星型 |
V | V列型 |
W | W列型 |
直 | 直列型 |
数字 | 気筒数 |
- 最終更新:2014-11-04 06:29:18