二式複座戦闘機「屠竜」(キ-45)
陸軍の代表的な複座夜戦。もともと長距離掩護戦闘機として設計されたが、実際には夜間防空戦闘機として、主にB-29迎撃戦闘に参加した。
その初陣は昭和19年6月に中国大陸から飛来したB-29を北九州上空で迎撃して大戦果をあげた飛行第4戦隊のものである。その後、東京地区には飛行第53戦隊、中部地区には飛行第5戦隊の「屠竜」が活躍した。
また、これより先に中国大陸各地、仏印においても戦闘および爆撃、襲撃などに参加し、一部はニューギニアにも進撃するなどその戦線は非常に広い。
製作所 川崎。生産機数 1,704機。
【キ-45:参考データ】
機 名 | 二式複戦 「屠竜」 |
自 重(kg) | 3150 |
記号 | キ-45 | 搭載量(kg) | 1250 |
発動機数 | 双発 | 全備重量(kg) | 4400 |
主翼型式 | 低単 | 最大速度(km/h)/高度m | 520/3500 |
乗員数 | 2 | 上昇時間m/分秒 | - |
発動機名 | ハ-25 | 実用上昇限度(m) | - |
発動機型式 | 空複星14 | 航続距離km(又は時間) | - |
離昇馬力 | 1050 | 機関銃または機関砲口径(mm)×数 (旋は旋回式)(他は固定式) |
20×1 7.7×2 7.7旋×1 |
第一速公称馬力/高度(m) | 970/3400 | 爆弾(kg)×数 | - |
第二速公称馬力/高度(m) | - | 設計所または主な生産会社 | 川崎 |
全 幅(m) | 14.50 | 採用年度 | 昭和17(1942) |
全 長(m) | 10.26 | 連合軍側コードネーム | Nick |
主翼面積(㎡) | 29.00 | 備 考 | 双発複座重戦闘機 |
【キ-45改:参考データ】
機 名 | 二式複戦 「屠竜」 |
自 重(kg) | 1000 |
記号 | キ-45改 | 搭載量(kg) | 1500 |
発動機数 | 双発 | 全備重量(kg) | 5500 |
主翼型式 | 低単 | 最大速度(km/h)/高度m | 540/6000 |
乗員数 | 2 | 上昇時間m/分秒 | 5000/7′00″ |
発動機名 | ハ-102 | 実用上昇限度(m) | 10000 |
発動機型式 | 空複星14 | 航続距離km(又は時間) | 1200~2000 |
離昇馬力 | 1080 | 機関銃または機関砲口径(mm)×数 (旋は旋回式)(他は固定式) |
20×2 12.7×2 7.7旋×1 |
第一速公称馬力/高度(m) | 1050/2800 | 爆弾(kg)×数 | 250×2 |
第二速公称馬力/高度(m) | 950/5800 | 設計所または主な生産会社 | 川崎 |
全 幅(m) | 15.02 | 採用年度 | 昭和18(1943) |
全 長(m) | 11.00 | 連合軍側コードネーム | Nick |
主翼面積(㎡) | 32.20 | 備 考 | 双発複座夜間戦闘機、 キ-45とは別設計 |
- 最終更新:2014-11-04 02:45:13