二式水上戦闘機(A6M2-N)
零戦に浮舟をつけて水上戦闘機としたもの。アリューシャン群島、ソロモン群島方面、その他孤島に飛行場を建設するときの防空戦闘機、あるいは水上偵察機基地の護衛役として活躍したが、その期間は短かった。水上戦闘機としては、当時世界的に傑出した機体であった。
製作所 中島。生産機数 327機。
【1945(昭和19)年9月-九州西部上空を編隊飛行する佐世保海軍航空隊の二式水戦】
【A6M2-N:参考データ】
機 名 | 二式水戦 | 自 重(kg) | 1922 |
記号 | A6M2-N | 搭載量(kg) | 538 |
発動機数 | 単発 | 全備重量(kg) | 2460 |
主翼型式 | 低単(単舟) | 最大速度(km/h)/高度m | 236/5000 |
乗員数 | 1 | 上昇時間m/分秒 | 5000/6′49″ |
発動機名 | 栄12 | 実用上昇限度(m) | 10500 |
発動機型式 | 空複星14 | 航続距離km(又は時間) | 620 |
離昇馬力 | 940 | 機関銃または機関砲口径(mm)×数 (旋は旋回式)(他は固定式) |
7.7×2 20×2 |
第一速公称馬力/高度(m) | 950/4200 | 爆弾(kg)×数 | 30~60×2 |
第二速公称馬力/高度(m) | - | 設計所または主な生産会社 | 中島 |
全 幅(m) | 12.00 | 採用年度 | 昭和17(1942) |
全 長(m) | 10.24 | 連合軍側コードネーム | Rufe |
主翼面積(㎡) | 22.44 | 備 考 | 零式一一型を改造、浮舟をとりつけたもの |
【略語解説】
高単 | 高翼単葉、主翼を胴体の上に配置 |
低単 | 低翼単葉、主翼を胴体の下に配置 |
中単 | 中翼単葉、主翼を胴体の中位置に配置 |
複葉 | 主翼を胴体の上下に二枚配置 |
一葉単 | 上翼にくらべて下翼が極端に小さいもの |
発動機型式 | |
空 | 空冷式 |
水 | 水冷式 |
液 | 液冷式 |
星 | 星型 |
複星 | 複列(または二重)星型 |
V | V列型 |
W | W列型 |
直 | 直列型 |
数字 | 気筒数 |
- 最終更新:2014-11-04 04:46:04