陸上哨戒機「東海」(Q1W1)
陸上を基地とする対潜水艦哨戒機として唯一のもので、電探を装備し、戦争末期に本土近海の哨戒に当たった。
しかし使用期間は短く、新機種として注目されながら、好機に恵まれず、一般にはあまり知られていない。
製作所 九州飛行機。
生産機数 153機。
【Q1W1:参考データ】
機 名 | 陸哨「東海」 | 自 重(kg) | 3050 |
記号 | Q1W1 | 搭載量(kg) | 1695 |
発動機数 | 双発 | 全備重量(kg) | 4745 |
主翼型式 | 低単 | 最大速度(km/h)/高度m | 174/1340 |
乗員数 | 3 | 上昇時間m/分秒 | 2000/8′44″ |
発動機名 | 天風31 | 実用上昇限度(m) | 4490 |
発動機型式 | 空冷星9 | 航続距離km(又は時間) | 1304(過) |
離昇馬力 | 630 | 機関銃または機関砲口径(mm)×数 (旋は旋回式)(他は固定式) |
7.7旋×1 又は 20旋×1 |
第一速公称馬力/高度(m) | 550/1700 | 爆弾(kg)×数 | 250×1 |
第二速公称馬力/高度(m) | - | 設計所または主な生産会社 | 九州 |
全 幅(m) | 16.00 | 採用年度 | 昭和19(1944) |
全 長(m) | 12.085 | 連合軍側コードネーム | Lorna |
主翼面積(㎡) | 38.20 | 備 考 | 原型十七試哨戒機 |
【略語解説】
高単 | 高翼単葉、主翼を胴体の上に配置 |
低単 | 低翼単葉、主翼を胴体の下に配置 |
中単 | 中翼単葉、主翼を胴体の中位置に配置 |
複葉 | 主翼を胴体の上下に二枚配置 |
一葉単 | 上翼にくらべて下翼が極端に小さいもの |
発動機型式 | |
空 | 空冷式 |
水 | 水冷式 |
液 | 液冷式 |
星 | 星型 |
複星 | 複列(または二重)星型 |
V | V列型 |
W | W列型 |
直 | 直列型 |
数字 | 気筒数 |
- 最終更新:2014-11-04 06:21:51