局地戦闘機「震電」(J7W1)
プロペラを後ろに、昇降舵を前にとりつけた唯一の先尾翼型(エンテ型)戦闘機で、昭和20年8月12日に第1号が初飛行し好成績を収めたが時すでに遅く、終戦後、米軍によって持ち去られ、アメリカで分解研究された。
製作所 九州飛行機。
生産機数 1機、ほかに1機が完成間近で終戦。
【J7W1:参考データ】
機 名 | 局戦「震電」 | 自 重(kg) | 3465 |
記号 | J7W1 | 搭載量(kg) | 1463 |
発動機数 | 単発(推進) | 全備重量(kg) | 4928 |
主翼型式 | 低単 | 最大速度(km/h)/高度m | 405/8700 |
乗員数 | 1 | 上昇時間m/分秒 | 8000/10′40″ |
発動機名 | ハ-43-42 | 実用上昇限度(m) | 12000 |
発動機型式 | 空複星18 | 航続距離km(又は時間) | 460~929 |
離昇馬力 | 2130 | 機関銃または機関砲口径(mm)×数 (旋は旋回式)(他は固定式) |
30×4 |
第一速公称馬力/高度(m) | 1900/2000 | 爆弾(kg)×数 | 30~60×4 |
第二速公称馬力/高度(m) | 1660/8700 | 設計所または主な生産会社 | 九州 |
全 幅(m) | 11.114 | 採用年度 | 昭和20(1945)試 |
全 長(m) | 9.66 | 連合軍側コードネーム | - |
主翼面積(㎡) | 20.50 | 備 考 | 先尾翼型試作機 |
【略語解説】
高単 | 高翼単葉、主翼を胴体の上に配置 |
低単 | 低翼単葉、主翼を胴体の下に配置 |
中単 | 中翼単葉、主翼を胴体の中位置に配置 |
複葉 | 主翼を胴体の上下に二枚配置 |
一葉単 | 上翼にくらべて下翼が極端に小さいもの |
発動機型式 | |
空 | 空冷式 |
水 | 水冷式 |
液 | 液冷式 |
星 | 星型 |
複星 | 複列(または二重)星型 |
V | V列型 |
W | W列型 |
直 | 直列型 |
数字 | 気筒数 |
- 最終更新:2014-11-05 00:33:41