四式水上戦闘機「強風」(N1K1)
二式水戦に代わる高性能水戦として戦争末期に内地(日本国内)の水上基地に配置されたが、稼働率不良で機数が少なく、あまり知られていない。本機から発達した陸上機の「紫電」および「紫電改」は優秀な局戦として期待され、B-29迎撃に活躍した。
製作所 川西。生産機数 97機。
【大津海軍航空隊の強風一一型″オツ-103″号機】
【N1K1:参考データ】
機 名 | 水戦「強風」 | 自 重(kg) | 2700 |
記号 | N1K1 | 搭載量(kg) | 800 |
発動機数 | 単発 | 全備重量(kg) | 3500 |
主翼型式 | 中単(単舟) | 最大速度(km/h)/高度m | 264/5700 |
乗員数 | 1 | 上昇時間m/分秒 | 4000/4′11″ |
発動機名 | 火星13 | 実用上昇限度(m) | 10560 |
発動機型式 | 空複星14 | 航続距離km(又は時間) | 900 |
離昇馬力 | 1460 | 機関銃または機関砲口径(mm)×数 (旋は旋回式)(他は固定式) |
7.7×2 20×2 |
第一速公称馬力/高度(m) | 1420/1500 | 爆弾(kg)×数 | 30×2 |
第二速公称馬力/高度(m) | 1260/6100 | 設計所または主な生産会社 | 川西 |
全 幅(m) | 12.00 | 採用年度 | 昭和17(1942) |
全 長(m) | 10.589 | 連合軍側コードネーム | Rex |
主翼面積(㎡) | 23.50 | 備 考 | 高速水戦、原型十五試水戦 |
【略語解説】
高単 | 高翼単葉、主翼を胴体の上に配置 |
低単 | 低翼単葉、主翼を胴体の下に配置 |
中単 | 中翼単葉、主翼を胴体の中位置に配置 |
複葉 | 主翼を胴体の上下に二枚配置 |
一葉単 | 上翼にくらべて下翼が極端に小さいもの |
発動機型式 | |
空 | 空冷式 |
水 | 水冷式 |
液 | 液冷式 |
星 | 星型 |
複星 | 複列(または二重)星型 |
V | V列型 |
W | W列型 |
直 | 直列型 |
数字 | 気筒数 |
- 最終更新:2014-11-04 04:47:35