九七式輸送機(キ-34)
引込脚、可変ピッチ・プロペラを採用した日本で設計された最初の近代的な輸送機で、民間で中島AT-2と称していたものと同型。日華事変から太平洋戦争の全期間にわたって、主として中国大陸、満州および内地(日本国内)で使用され、一部は太平洋戦争中、落下傘部隊の輸送にも活躍した。
製作所 中島、立川。生産機数 299機。
【九七式輸送機(AT-2)】
【参考データ】
機 名 | 九七式輸送 | 自 重(kg) | 3500 |
記号 | キ-34 | 搭載量(kg) | 1750 |
発動機数 | 双発 | 全備重量(kg) | 5250 |
主翼型式 | 低単 | 最大速度(km/h)/高度m | 330/3360 |
乗員数 | 3/8 | 上昇時間m/分秒 | 3000/6′35″ |
発動機名 | ハ-12 | 実用上昇限度(m) | 7000 |
発動機型式 | 空星9 | 航続距離km(又は時間) | 1200 |
離昇馬力 | 710×2 | 機関銃または機関砲口径(mm)×数 (旋は旋回式)(他は固定式) |
- |
第一速公称馬力/高度(m) | 780/2900×2 | 爆弾(kg)×数 | - |
第二速公称馬力/高度(m) | - | 設計所または主な生産会社 | 中島 |
全 幅(m) | 19.916 | 採用年度 | 昭和12(1937) |
全 長(m) | 15.30 | 連合軍側コードネーム | Thora |
主翼面積(㎡) | 49.20 | 備 考 | DC-2の経験を生かし小型化、民間でも使用 |
【略語解説】
高単 | 高翼単葉、主翼を胴体の上に配置 |
低単 | 低翼単葉、主翼を胴体の下に配置 |
中単 | 中翼単葉、主翼を胴体の中位置に配置 |
複葉 | 主翼を胴体の上下に二枚配置 |
一葉単 | 上翼にくらべて下翼が極端に小さいもの |
発動機型式 | |
空 | 空冷式 |
水 | 水冷式 |
液 | 液冷式 |
星 | 星型 |
複星 | 複列(または二重)星型 |
V | V列型 |
W | W列型 |
直 | 直列型 |
数字 | 気筒数 |
- 最終更新:2014-11-04 03:24:10