一式双発高等練習機(キ-54)
双発高練といわれた陸軍の代表的な機上作業練習機で、双発操縦、爆撃、射撃、航法、通信、写真撮影のほか輸送、連絡など、その任務は非常に広く、日華事変末期から太平洋戦争の全期間を通じて、主として内地(日本国内)で使用された。最後には特攻機となったものもある。
製作所 立川。生産機数 1、352機。
【キ-54:参考データ】
機 名 | 一式双発高練 | 自 重(kg) | 2954 |
記号 | キ-54 | 搭載量(kg) | 943 |
発動機数 | 双発 | 全備重量(kg) | 3897 |
主翼型式 | 低単 | 最大速度(km/h)/高度m | 376/2000 |
乗員数 | 9 | 上昇時間m/分秒 | 5000/20′18″ |
発動機名 | ハ-13甲 | 実用上昇限度(m) | 7180 |
発動機型式 | 空星9 | 航続距離km(又は時間) | 960~1300 |
離昇馬力 | 510×2 | 機関銃または機関砲口径(mm)×数 (旋は旋回式)(他は固定式) |
7.7旋×4 |
第一速公称馬力/高度(m) | 470/1700×2 | 爆弾(kg)×数 | 150~800 |
第二速公称馬力/高度(m) | - | 設計所または主な生産会社 | 立川 |
全 幅(m) | 17.90 | 採用年度 | 昭和16(1941) |
全 長(m) | 11.94 | 連合軍側コードネーム | Hichory |
主翼面積(㎡) | 40.00 | 備 考 | 輸送型、対潜哨戒型あり |
【略語解説】
高単 | 高翼単葉、主翼を胴体の上に配置 |
低単 | 低翼単葉、主翼を胴体の下に配置 |
中単 | 中翼単葉、主翼を胴体の中位置に配置 |
複葉 | 主翼を胴体の上下に二枚配置 |
一葉単 | 上翼にくらべて下翼が極端に小さいもの |
発動機型式 | |
空 | 空冷式 |
水 | 水冷式 |
液 | 液冷式 |
星 | 星型 |
複星 | 複列(または二重)星型 |
V | V列型 |
W | W列型 |
直 | 直列型 |
数字 | 気筒数 |
- 最終更新:2014-11-04 03:37:00