【帝国陸軍】陸軍特別攻撃隊(飛行場攻撃、空挺)戦没者

【薫空挺隊】
空挺隊とは敵陣のまっただ中に落下傘降下、または強行着陸する部隊のことである。薫空挺隊の中核兵士は勇猛で鳴らした台湾高砂族だった。写真は、ルソン島リパで訓練中の薫空挺隊。
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昭和19年11月26日、出撃当日の薫空挺隊。隊員は60名、日露戦争の白襷(たすき)隊を思わせる。
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DC-3に搭乗し、目標であるブラウエン飛行場に向かう薫空挺隊。もとが旅客機なので、座席配置が軍用輸送機とは異なっている。
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薫空挺隊第二百八戦隊員。前列左から二人目が空輸指揮官の桐村浩三中尉。
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【高千穂降下部隊】
作戦を練る高千穂降下部隊。昭和19年12月6日、ルソン島アンフェレス基地を出撃し、レイテ島ブラウエン、ドラグ、タクロバンにある米軍飛行場奪還作戦を敢行した。
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隊  名 使用飛行機 階 級 氏 名 出 身 戦死日 戦死場所および任務
薫空挺隊
飛行第二百八戦隊
DC-3 中尉 桐村浩三 少尉候補生
第22期
1944(昭和19)年
11月27日
ブラウエン飛行場
中尉 大沢正弘 士官候補生
第56期
准尉 五藤 武 召集下士官
昭和9年入営
准尉 寺島近馬 召集下士官
昭和10年入営
曹長 塚田 弘 少年飛行兵
第5期
曹長 田中正澄 少年飛行兵
第10期
曹長 高木 弘 少年飛行兵
第7期
曹長 北  史 乙種幹部候補生
挺身第三、第四連隊
高千穂空挺隊
飛行第九十五戦隊
百式重 曹長 梅津 稔
12月6日
ドラッグ飛行場
軍曹 大西 勲 乙種幹部候補生
軍曹 金城敏盛 少年飛行兵
第11期
軍曹 村上与一 乙種幹部候補生
軍曹 中野福松 少年飛行兵
第11期
挺身第三、第四連隊
高千穂空挺隊
飛行第七十四戦隊
百式重 曹長 佐藤嘉男
12月6日
タクロバン飛行場
曹長 河野朝己
曹長 和田定治
軍曹 近藤秀臣 少年飛行兵
第11期
軍曹 柴田繁光 少年飛行兵
第11期
飛行第六十戦隊
(義烈空挺隊関連)
四式重 大尉 杉森英男 士官候補生
第55期
1945(昭和20)年
5月24日
沖縄飛行場付近
見習士官 佐藤淑雄 特別操縦見習士官
第3期
准尉 鈴木一男 少年飛行兵
第5期
准尉 西原正博
曹長 具志堅秀夫
曹長 山本辰男 少年飛行兵
第6期
軍曹 那須政夫
義烈空挺隊
第三独立飛行隊
九七式重 大尉 諏訪部忠一 士官候補生
第54期

5月24日
沖縄中、北飛行場
大尉 久野正信 少尉候補生
第22期
中尉 町田一郎 士官候補生
第56期
少尉 青井輝行
少尉 荒谷 猛 士官候補生
第57期
少尉 川守田啓志 士官候補生
第57期
少尉 小林真吾 士官候補生
第57期
少尉 酒井義男 士官候補生
第57期
少尉 新妻幸雄 士官候補生
第57期
少尉 酒井敏夫 特別操縦見習士官
第1期
少尉 瀬立武夫
准尉 中原正徳
曹長 岡本秀男
曹長 木村正雄 少年飛行兵
第7期
曹長 長谷川道明 乙種幹部候補生
(天虎)
曹長 藤田長寿
曹長 松尾克己
曹長 蓑島 茂 召集下士官
昭和13年入営
曹長 宮岡進二 少年飛行兵
第6期
軍曹 岡本利正
軍曹 小林 茂 乙種幹部候補生
軍曹 長瀬嘉男
伍長 石川高明 少年飛行兵
第12期
伍長 今田文夫 少年飛行兵
第15期
曹長 水上清孝


【出典】
・1960(昭和35)年 自由アジア社 元海軍航空艦隊参謀 安延多計夫 「南溟の果てに-神風特別攻撃隊かく戦えり」
・1997(平成9)年 株式会社ベストセラーズ カミカゼ刊行委員会編 「カミカゼ 陸・海軍特別攻撃隊」下巻










  • 最終更新:2015-08-15 06:07:30

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